d-rs engineering

先日、風で自立式のサインが倒れてしまいました。
人に当らなかったから良かったのですが、危ないし、壊れるし、面倒なので対策を考えます。
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側面図

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正面図

外観はこんな感じ。簡単に言うと横から見たら逆Ｔ字。二本の柱の一番上にパネルがくっついていて、柱を脚部で支えてます。
全高　１，２３０ｍｍ
幅　３５２ｍｍ
パネル高さ　３２０ｍｍ
脚部奥行き　３００ｍｍ

アンカーで打付けて固定するのも方法ですが、動かせなくなってしまいますので脚部に重石をつけることを考えます。
条件は風で倒れないこと・・・です。
どれだけの風に耐えられればいいのか、条件を具体化します。
建築基準法の耐風計算は４０と６０ｍ／ｓを求めてますので、風速６０ｍ／ｓで計算してみます。
パネルに比べて柱は細いので、柱を無視してパネルのみを検討します。
０．３５２×０．３２＝０．１２ｍ２

速度圧
ｑ＝Ｖ＾２／１６
＝６０＾２／１６
＝２２５ｋｇ／ｍ２

風荷重
Ｐｑａ＝Ｃｐａ・ｑ・Ａ
＝１．２（形状係数）×２２５×０．１２
＝３２．４ｋｇ

設置面からパネル中心までの高さは、
１．２３－（０．３２／２）＝１．０７ｍ

パネルから生じるモーメントは、
３２．４×１．０７＝３４．７ｋｇ・ｍ

パネルから生じるモーメントに対抗する脚部重石のモーメントは、
３４．７＝重石の重量×（０．３／２）
重石の重量＝２３１ｋｇ

これで台風でも転倒しない？

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